春から心機一転！新しいこと・新天地でチャレンジする主人公に感動するアニメ

新しい年度が始まって少し経ちましたが、4月から入学や入社などで新しい環境に身を置く人も多いのではないでしょうか？

SNSでは「入社日に退職してしまった」なんて声もあり、やはり環境が変わると精神的に疲れてしまったり、やりたいことを見失ったりするケースもありますよね。

どうしても辛いことを無理に続ける必要はありませんが、続けないと分からないこともあるのは事実。

そこで今回は、見た後に「よし！頑張ろう！」と思えるようなアニメを紹介していきます。

作品の主人公が新しいことにチャレンジしたり、新天地で努力したりする作品を集めました。

「ちょっと疲れてしまった」「なかなか頑張れないなぁ」という時におすすめの作品ばかりなので、ぜひ毎日の気力チャージにどうぞ！

もし一度失敗していても、また頑張ろうと思わせてくれるはずです。

1. 銀の匙 Silver Spoon

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「銀の匙 Silver Spoon」のあらすじ

八軒勇吾は札幌の中学から進学校への入学を狙うも受験に失敗してしまう。

そんな勇吾が選んだのは寮がある大蝦夷農業高等学校（通称：エゾノー）。

学力競争や自分のことを分かってくれないと感じる父親から逃げるため、農業に興味があったわけではないが、寮のあるエゾノーを選んだのだ。

しかしエゾノーに入学するとクラスメイトは実家を継ぐ、獣医師になるなど明確な目標を持っている人ばかりで、自身との意識の違いに劣等感を覚えてしまう。

そんな勇吾だったが、エゾノーの学生や教員に支えられながら徐々に自分のやりたいことを見つけていくのだった。

作品情報
原作	荒川弘
監督	伊藤智彦（第1期） 出合小都美（第2期）
アニメーション制作	A-1 Pictures
放送期間（話数）	第1期：2013年7月〜2013年9月（全11話） 第2期：2014年1月〜2013年3月（全11話）
キャスト	木村良平、三宅麻理恵、櫻井トオル

「銀の匙 Silver Spoon」の感想

「一生懸命勉強したのに受験に落ちてしまう」
「自分のしたいことが見つからない」

誰しも同じような経験があると思います。

この物語は北海道の農業高校が舞台になりますが、大人でも仕事で迷うことはありますよね。

第一希望の会社に就職できなかった人、就職したはいいものの仕事にやりがいを感じられない人、将来に漠然とした不安を抱いている人などなど。

このアニメをはじめて見たのは20代の半ばくらいで、もう社会人だったのですが、それでも主人公の八軒勇吾に自己投影できる部分がたくさんありました。

たとえば、受験に失敗し劣等感に苛まれる勇吾は、両親や友人から逃げるようにエゾノーに入学するも、そこでも明確なヴィジョンを持ったクラスメイトとの意識の差に焦りを感じてしまいます。

時には逃げることも大切ですが、自分の将来からは逃げられませんよね。

進路の分岐点で悩み、足掻く姿は大人の私の心にもグサっと刺さりました。

原作の荒川弘さんといえばアニメ化もされている「鋼の錬金術師」（通称：ハガレン）が有名だと思います。

ファンタジーに分類されるハガレンとはまったく違ったテイストですが、誰もが経験している学校生活を通して挑戦することの大切さを教えてくれる作品でした。

2. 僕のヒーローアカデミア

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「僕のヒーローアカデミア」のあらすじ

世界の約8割の人々が何かしらの超常能力「個性」をもつ世界。

この世界には、個性を用いて、犯罪者から人々を守るヒーローが存在し、皆の憧れだった。

緑谷出久（通称：デク）も、ヒーローに憧れている。

しかし彼は、何の個性も持っておらず、ヒーローになるという夢は絶望的だった。

ある日デクは、彼が憧れるのはNo.1ヒーロー・オールマイトに出会う。

デクは無個性ながらもオールマイトからヒーローとしての素質を認められ、彼の個性であるワン・フォー・オールを受け継ぐことになる。

さらにデクは理想のヒーローになるため、オールマイトが教師を務める名門・雄英高校のヒーロー科に入学するのだった。

個性豊かなクラスメイトたちと一人前のヒーローを目指すのだったが、そんな彼らの前に強大な敵が立ちはだかり……。

作品情報
原作	堀越耕平
監督	長崎健司（第1期〜第3期） 向井雅浩（第4期〜第5期）
アニメーション制作	ボンズ
放送期間（話数）	第1期：2016年4月〜2016年6月（全13話） 第2期：2017年3月〜2017年9月（全25話） 第3期：2018年4月〜2018年9月（全25話） 第4期：2019年10月〜2020年4月（全25話） 第5期：2021年3月〜（執筆時点で放送中）
キャスト	山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、三宅健太

「僕のヒーローアカデミア」の感想

友情、努力、そして勝利。
まさにTHE・ジャンプといった感じの作品です。

主人公の緑谷出久は周りからムリだと言われながらもヒーローになる夢を諦めず、憧れの存在であるオールマイトに出会い、少しずつ成長していきます。

勉強でも、仕事でもその分野の才能に恵まれている人なんてほんの一部ですから、そんな主人公の姿は自分を投影しやすいのだと思います。

人口の大半が個性を持っている中で、無個性というのはゼロからどころか、ヒーローを目指すのにはマイナスからのスタートでしょう。

結果的にはワン・フォー・オールという個性を受け継ぐのですが、その決断をオールマイトにさせたのはヒーローになりたいという強い気持ちがあったからだと言えます。

歳をとると諦めることに慣れてしまうかもしれません。

経験や知識がある分、途中で「これはムリかも」と思って、諦めが早くなっていませんか？

ですがひたむきに努力する出久を見れば、「もう少し頑張ってみようかな」と思えるはずです。

またヒロアカは日本だけでなくアメリカなどでもかなり人気で、その理由の1つは多様性を重視した世界観にあるようです。

作品の中に出てくる個性とは多様性そのもの。

アメコミっぽさのあるキャラデザインに加えて、多様性への理解という社会のトレンドともマッチしているのでしょう。

3. 波よ聞いてくれ

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「波よ聞いてくれ」のあらすじ

北海道のスープカレー店・ボイジャーで働く鼓田ミナレ。

彼女は付き合っていた男性にふられたばかりだった。

そんな彼女は飲み屋でたまたま居合わせた男性に失恋話を聞かせるのだったが、驚くことにそのときの話が翌日ラジオから流れてきたのだ。

ミナレは勤務中のスープカレー店を飛び出し、急いでラジオ局へと向かう。

実は居酒屋で話を聞かせていた相手は、地元のFM局・藻岩山ラジオ（MRS）のディレクターである麻藤兼嗣だった。

いきり立ってラジオ局に乗り込んだミナレだったが、そんな彼女に対して麻藤は言い放つ。

「（流れている音声を）止めるからには、あんたが間を持たせるんだぜ。」

急遽、ラジオで話すことになったミナレは、自分をふった男への思いを語った。

そんな放送を聞いた人たちからの評判は良く、ミナレは麻藤から自分たちとラジオの仕事をしないかと誘われるのだった……。

作品情報
原作	沙村広明
監督	南川達馬
アニメーション制作	サンライズ
放送期間（話数）	2020年4月〜2020年6月（全12話）
キャスト	杉山里穂、藤真秀、石見舞菜香、矢野正明

「波よ聞いてくれ」の感想

些細なきっかけからラジオパーソナリティになることになった女性・鼓田ミナレが主人公の作品なのですが、「ラジオってちょっと地味じゃない？」と思いますよね。

正直、私も第1話を見た段階では面白さがわかりませんでした。

ただそれで見るのを止めてしまうのはかなりもったいないです。

物語の世界観や雰囲気が分かってくる2話目以降、急激に面白くなっていきます。

主人公はもともとラジオの仕事に興味があったわけではなく、飲み屋でラジオ局のディレクターとたまたま居合わせたことがきっかけで番組をもつことになります。

これをそのまま自分に置き換えることはできなくても、これまで経験のない仕事が回ってきたり、新しいことに挑戦したりすることはありますよね。

そんな時、うまくいかないことが多いかもしれませんが、それでも手探りで奮闘するミナレの姿に励まされるでしょう。

4. ベイビーステップ

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「ベイビーステップ」のあらすじ

高校生一年生の丸尾栄一郎は、小学生からずっと成績がオールAの秀才だ。

勉強一筋の栄一郎だったが、高校進学とともに、運動不足解消程度に運動をはじめようとしていた。

そんな話を聞いていた栄一郎の母親は、近くにある南テニスクラブ（STC）のパンフレット息子へ渡す。

最初は乗り気でなかった栄一郎だが、母親に押し切られ、その日のレッスンに参加することになる。

練習に参加した栄一郎は、その日衝撃の事実を聞かされる。

実は、栄一郎が参加したSTCは、プロを目指すジュニアのためのコースだったのだ。

はじめは思うようにボールを打てなかった栄一郎だったが、持ち前の真面目さでめきめきとテニスの腕が上達する。

そしていつの間にかテニスの楽しさに気付いた栄一郎。

彼はいつしかプロを目指したいと思うようになり……。

作品情報
原作	勝木光
監督	むらた雅彦
アニメーション制作	ぴえろ
放送期間（話数）	第1期：2014年4月〜2014年9月（全25話） 第2期：2015年4月〜2015年9月（全25話） （全12話）
キャスト	村田太志、寿美菜子、浪川大輔

「ベイビーステップ」の感想

テニスの漫画・アニメと言えば「テニスの王子様」が最初に思い浮かぶかもしれませんね。

この2つを比べた時に大きく違うのは主人公です。

「テニスの王子様」の場合は最初からテニスの上手い主人公が、ライバルと切磋琢磨しながらさらなる高みを目指していきます。

一方「ベイビーステップ」に関しては、テニスどころか運動もあまりしたことのない丸尾栄一郎が主人公。

見ていて爽快なのは前者かもしれませんが、より強く感情移入できるのは後者だと思います！

栄一郎が挫折しながらも、着実に目標に向かって進んでいく姿に勇気づけられました。

5. ユーリ!!! on ICE

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「ユーリ!!! on ICE」のあらすじ

フィギアスケーター勝生勇利は、はじめてのグランプリファイナルで最下位と惨敗。

現在25歳の勇利は、一度人生を見なおすために地元九州へ戻り、実家の温泉旅館に引きこもっていた。

ある日勇利が、温泉に浸かっていると目の前に一人の男性が現れる。

その男性とは、勇利が憧れていたフィギュアスケート界のリヴィングレジェンドであるヴィクトル・ニキフォロフ。

なんとそのヴィクトルは、たまたま見た勇利の滑りを見て、勇利のコーチを申し出たのだ。

しかしそんな2人の前にロシアからユーリ・プリセツキーが現れる。

彼は、ジュニアタイトルを総なめし、鳴り物入りでシニアデビューを果たした若手のホープ。

どうやら彼もまた、ヴィクトルから振り付けをしてもらう約束があり、はるばる九州まで追いかけてきたらしい。

突如現れたフィギュアスケート界のリヴィングレジェンドによって巡り合った2人のユーリ。

ヴィクトルのコーチ権をかけた氷上バトルの火蓋が、今切られる！

作品情報
原作	久保ミツロウ、山本沙代
監督	山本沙代
アニメーション制作	MAPPA
放送期間（話数）	2016年10月〜2016年12月（全12話）
キャスト	豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝

「ユーリ!!! on ICE」の感想

子どもの頃にスポーツ選手になりたいと思っていた人は多いですよね。

私も小学生の頃は、「野球選手になりたい」「サッカー選手になりたい」といった夢がありました。

しかし実際にプロのスポーツ選手になれるのは、ほんの一握りの人です。

フィギュアスケートの場合は、プロやアマチュアといった区分が野球やサッカーなどのスポーツとは異なるようですが、「ユーリ!!! on ICE」の主人公・勝生勇利はグランプリファイナルに出場できるほどの選手なので、周りから見ればそれなりに成功していたと言えるかもしれません。

ただ、そんな勇利でも身近に感じられる点がこの作品の魅力だと思います。

たとえば、勇利は地元を出てから5年間、競技を理由に色々なことから目を背けてきました。

グランプリファイナルでの惨敗をきっかけに地元へ戻り、そんな自分を見つめなおすのです。

この姿を見て、私も仕事や忙しさを理由に向き合えていないことがいくつも思い浮かびました。

この点は思い当たる人も多いのではないでしょうか？

当たり前のことですが、どんな立場、状況の人にも悩みや苦悩はあるんですよね。

また作品の中で使用される音楽も素晴らしく、フィギュアスケートが好きな人だけでなく、ほとんど知らない私のような人も十分に元気を貰える作品だと思います。

6. ReLIFE

「ReLIFE」のあらすじ

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二浪の末、大学へ入学し、大学院まで卒業したものの、新卒で入社した会社をたった3ヶ月で辞めてしまった海崎新太。

何とかアルバイトで食いつなぐも両親からの仕送りは止められ、現在は無職のどん底にいた。

そんなある日、新太の前にリライフ研究所のサポート課職員・夜明了が現れる。

リライフという社会復帰実験の被験者として選ばれ、実験に協力してくれるなら1年間の生活保障とその後の就職先も紹介できるというのだ。

その実験とは、ある薬で高校生の姿に戻り、1年間、高校生活を送るというもの。

人生をやりなおすためにリライフへの参加を決意する海崎新太だったが……。

作品情報
原作	夜宵草
監督	小坂知
アニメーション制作	トムス・エンタテイメント/だぶるいーぐる
放送期間（話数）	2016年7月〜9月（TV全13話、OVA全4話）
キャスト	小野賢章、茅野愛衣、木村良平

「ReLIFE」の感想

27歳で会社を辞めてしまいニートとなった男性が主人公のこの作品。

ニートの社会復帰プログラム・リライフで、主人公が高校生に戻ってやりなおすというSFチックな設定ですが、内容としては学園ものになると思います。

主人公の新太は失敗しているからこそリライフの実験対象になるのですが、高校生に戻ったからと言って、周りよりも優れているわけではありません。

誰しも一度は「学生に戻れたら…」なんて考えたことがあるかもしれませんが、新太はせっかく高校生に戻れても1年間を無難に過ごそうとします。

とりあえず向こう1年間の生活が保障され、その後の就職先さえ決まればOKだと考えるわけです。

しかしクラスメイトと高校生活を送ることで、徐々に新太の考え方が変わっていきます。

「学生の時は楽しかったな〜」とただ昔を思い出すだけでなく、「今のこの時間も大切なんだな」と思わせてくれるような作品でした。

7. 君に届け

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「君に届け」のあらすじ

真っ黒な長い髪で暗い見た目から貞子というあだ名を付けられてしまった15歳の女子高校生・黒沼爽子。

周囲からは「霊感がある」「3秒以上目を合わせてはいけない」だのといった噂を立てられ、気味悪がられていた。

しかしそんな噂をまったく気にせず、爽子にも普通に接してくれる同級生がいた。

それが誰に対しても優しい同級生の風早翔太である。

翔太は、みんなから気味悪がられている爽子に対して唯一笑顔を向けてくれる人だったのだ。彼の誰にでも明るく接する姿は、まさに爽子の憧れだった。

爽子は、そんな翔太との出会いをきっかけに徐々に変わっていく。

これまで自分の考えを他人に伝えるのは苦手だったが、少しずつクラスメイトと話せるようになり、矢野あやね、吉田千鶴といった親友もできるのだった。

友情や恋を通して成長していく爽子らの姿が描かれる。

作品情報
原作	椎名軽穂
監督	鏑木ひろ
アニメーション制作	Production I.G
放送期間（話数）	第1期：2009年10月〜2010年3月（全25話） 第2期：2011年1月〜2011年3月（全13話）
キャスト	能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子

「君に届け」の感想

多部未華子さん主演で実写映画化もされているのでタイトルを聞いたことがある人は多いと思います。

「パッとしない見た目の女性主人公とイケメンがくっつく」というのはよくある設定ですが、主人公の爽子だけでなく、その周りの友人の人間関係や恋愛、成長もしっかりと描かれている点が非常に印象的でした。

周りとうまくコミュニケーションが取れない爽子には感情移入しやすく、見ていて応援したい気持ちになります。

またもともとクラス内では目立つポジションにいた翔太やあやね、千鶴にもそれぞれ悩みがあり、悲しい恋愛が絡んだエピソードでは涙させられました。

さまざまな登場人物の恋愛模様が描かれるため、人によって深く刺さるシーン、自分を重ねるキャラクターは違ってくるでしょう。

ただ、「悲しい恋愛＝悪い恋愛」ではなく、失恋を経た登場人物たちの成長もあり、清々しい気持ちになれる作品になっています。

8. 弱虫ペダル

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「弱虫ペダル」のあらすじ

小学4年生から毎週秋葉原へママチャリで通うほどアニメが大好きな小野田坂道。

総北高校に入学し、念願だったアニメ・漫画研究部（アニ研）に入ろうと考えていた。

しかしそのアニ研は部員数の減少により、活動を休止していたのだった。

部を復活させるために部員募集のチラシを校内の掲示板に貼る坂道だったが、同じ1年生で自転車競技部へ入学する予定の今泉俊輔から勝負を挑まれてしまう。

勝負にまったく興味のない坂道は何とか断ろうとするものの、もし勝ったらアニ研に入部するという今泉の提案に惹かれ、この勝負を受けることに。

競技経験者であり、ロードバイクの今泉は、ママチャリで走る坂道から15分遅れでスタートする。

接戦を演じるものの勝負に負けてしまった坂道。

いつものように秋葉原へママチャリで向かうのだが、いつの間にか、今泉との勝負を思い出していた。

知らず知らずのうちに自転車競技の魅力に惹かれていたのだった……。

作品情報
原作	渡辺航
監督	鍋島修
アニメーション制作	TMS/8PAN
放送期間（話数）	第1期：2013年10月〜2014年6月（全38話） 第2期：2014年10月〜2015年3月（全24話） 第3期：2017年1月〜2017年6月（全25話） 第4期：2018年1月〜2018年6月（全25話）
キャスト	山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎

「弱虫ペダル」の感想

この作品を見て、ロードバイクを買ったという人いませんか？

私の周りにもこの作品きっかけで本格的なロードバイクを購入した人も多いのですが、それは部活を通しての友情や成長だけでなく、自転車競技の楽しさがダイレクトに伝わってくるからでしょう。

主人公の小野田坂道も最初は自転車競技にまったく興味がなく、アニメだと入部するまでに1ヶ月以上かかります。

ただ自転車に魅力を感じはじめる過程が丁寧に描かれているからこそ、主人公と同じ感覚でハマれたのだと思います。

入部後はかなり厳しい練習が待っているのですが、そんな中でも走る楽しさを忘れない坂道に胸を打たれるはずです。

「熱中できることがあるのは幸せなんだな」と思わせてくれるような作品でした。

9. 坂道のアポロン

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「坂道のアポロン」のあらすじ

父親の都合で横須賀から九州へ転校することになった高校一年生の西見薫。

周囲と壁を作りやすい薫だったが、転校した学校で不良の川渕千太郎と出会うことになる。

まったく性格の違う2人だったが、薫と千太郎の間には、ジャズを通して絆が芽生えるのであった。

千太郎の幼馴染である迎律子をはじめ、個性豊かな登場人物たちと関わることで、薫の青春が始まるのだった……。

作品情報
原作	小玉ユキ
監督	渡辺信一郎
アニメーション制作	MAPPA×手塚プロダクション
放送期間（話数）	2012年4月〜2012年6月（全12話）
キャスト	木村良平、細谷佳正、南里侑香

「坂道のアポロン」の感想

転校が慣れっこだからか、周囲と積極的に打ち解けようとしない主人公。

横須賀から引っ越してきた薫に対して、周りの同級生の話す言葉が佐世保弁というのが非常に印象的でした。

入学、入社で新しい環境になると「自分だけ1人なのでは？」といった気持ちになることありますよね。

人によってはそれを受け入れるというか、諦めてしまうかもしれませんが、この作品では千太郎、そしてジャズとの出会いがそんな薫の心を変えていきます。

この作品は「このマンガがすごい！2009」のオンナ編で1位を獲っている作品なので内容は間違いありませんが、アニメで見るなら音楽にも注目してください。

音楽は菅野よう子さんが作っており、薫と千太郎がセッションするシーンは何度も見たくなります。

10. ボールルームへようこそ

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「ボールルームへようこそ」のあらすじ

やりたいことがなく進路に迷っていた中学生の富士田多々良。

進路希望を白紙で提出した多々良は、職員室で何か夢はないのかと聞かれても答えられずにいた。

同じように進路のことで呼び出されている女子生徒・花岡雫がいて安心する多々良。

しかしその帰り道に成り行きで立ち寄った社交ダンススタジオにて、プロダンサーの仙石要やスタッフの円谷環と出会い、雫はプロを目指し留学する予定だと知る。

体験レッスンに参加した多々良は社交ダンスに興味をもつも、レッスン費用の高さからスタジオに通うのを諦めようとしていた。

しかし環から渡された昨年の大会の映像を見て、そこで踊る仙石の姿に魅了される。

DVDを返すためだけにダンススタジオへ行く多々良だったが、そこで仙石と環に対して「掃除でも何でもするのでダンスを教えてほしい」と懇願する。

熱中できるものがなかった多々良の何かが変わろうとしていた……。

作品情報
原作	竹内友
監督	板津匡覧
アニメーション制作	Production I.G
放送期間（話数）	2017年7月〜2017年12月
キャスト	土屋神葉、佐倉綾音、岡本信彦、森川智之

「ボールルームへようこそ」の感想

社交ダンス（競技ダンス）に「オジサン、オバサンがやるもの」というイメージを持っていたのですが、このアニメを見たらそんなイメージはいっきに変わりました。

とにかく主人公や他の登場人物のダンスシーンがカッコいいんです。

作品の中で出てくる用語がいっさい分からなくても、踊る多々良の姿を見て「楽しそう！」と思えたのはダンスが言葉に依存しない表現方法だからでしょう。

音楽やダンスには世界共通とも言える魅力がありますよね。

実際に競技をされている人から見るとどうなのかはわかりませんが、個人的には「社交ダンスって取っ付きにくい」と思っている人でも十分にハマれる作品です。

11. Dr.STONE

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「Dr.STONE」のあらすじ

科学部に所属する高校生・石神千空。

その幼馴染みの大木大樹は5年越しの思いを小川杠へ伝えることを千空に宣言し、今まさに、告白しようとしていた。

しかしその瞬間、世界が光に包まれ、一瞬ですべての人類が石に変わってしまったのだ。

その謎の現象から約3,700年後。

千空、そして大樹の石化が解かれる。

自由に動けるようになった彼らを待っていたのは、文明が滅んだ後の樹と石だけの世界。

なぜ石化が解かれたのかは不明だった。

それでも、千空は石化の謎を解き、杠ら石化したままの人類を元に戻し、文明を復活させようと決意する。

ついに石化から解放する液体を作り出した千空たちだったが、石化から戻った人類の中で対立が起きてしまう。

また千空はコハクという少女と出会い、石化を逃れた人類の集落があることを知るのだった……。

作品情報
原作	稲垣理一郎・Boichi
監督	飯野慎也
アニメーション制作	TMS/8PAN
放送期間（話数）	第1期：2019年7月〜2019年12月（全24話） 第2期：2021年1月〜2021年3月（全11話）
キャスト	小林裕介、古川慎、市ノ瀬加那、沼倉愛美、中村悠一

「Dr.STONE」の感想

「新しいこと・新天地でチャレンジする主人公」というテーマで作品を紹介してきましたが、目標の壮大さで言えばこの作品が一番かもしれません。

千空や大樹らが挑むのは文明の復活なわけですからね。

ただ、目標が壮大でも、そのために行う一つひとつはけっこう現実的なことが多く、SFとリアルのバランスがよく取れていると感じました。

千空は問題解決のためのロードマップを作成することがあります。

すぐに実現するのが難しいこともスモールステップで考えられれば、十分に実現可能である。

ロードマップを見ているとそんなふうに思わせてくれます。

人類が石化した謎も徐々に明らかになっていくので、1話見たらきっとハマるはずです。

【まとめ】疲れた時こそアニメから力を貰おう！

新しいこと、新しい環境で主人公がチャレンジするアニメを紹介してきました。

勉強でも、仕事でも急に緊張の糸が切れ、頑張れなくなってしまうことはありますよね。

そんな時にこそ、自分と同じように悩み、それでも努力する主人公を見て元気を貰いましょう！

この記事では11作品紹介しましたが、それぞれ置かれている環境、チャレンジすることが違います。

ただ、自分にとって大切なものを見つけた時、もしくは見つけようとする過程で何かが変わっていくという作品が多いのではないかと思います。

ずっと頑張るのは疲れてしまうので、そんな時にこそちょっと休憩して、アニメから力を貰ってください。